水あげしないくらいがちょうどいい?、という難しさ。
新居に引っ越しをした際などにもらうことがある観葉植物「ユッカ」。水やりが少なくてもよく、屋内でも育てることが出来るということから育てやすそうに思いますが、特に水やりが育て方として難しいです。
- ユッカを購入した、または頂いた方
- どうもうまく室内での育て方が難しいと思っている方
- もうなかば諦め気味な方
乾いていることが好きだけど、乾いたら水をあげる?
ユッカの特性
もともと中央アメリカを原産とする植物で日当たりを好みます。観葉植物として屋内で育てることもできますが、日の当たる窓際に置くなどの考慮は必須です。日が弱いところで育てると葉が上に向けて伸びずに、だらっと垂れるような感じになりますが、すぐに枯れるというほどではありません。そういった意味ではとても丈夫だと思います。また乾燥を好むので乾き気味にして育てましょう。と、ありますがここが一番の難しさです。
水やりの基本は土の表面が乾いたら、ではNG
どこを見ても水やりの基本は「土の表面が乾いたら鉢底から水が出るくらいたっぷり水をあげましょう」となっています。
- 乾いたときに根が水を求めて伸びて大きくなるため、湿り続けでは良くない。
- 水が根に空気を届ける役割があるので新鮮な水を土の中に隅々まで行き渡らせることが必要
- 湿り続けていると根が腐る
つい、お腹がすいてしまっては可哀そうという子供を思う親の気持ちとして水を切らさずあげたくなりますが、これは植物にとってありがた迷惑になる可能性があるということです。ただし、水がないと枯れる、これもまた事実です。水やりが一人前にできるようになるには3年かかると言われますが、庭の日当たりや風通しなど水はけに関する傾向の把握や植物の特性について理解するには確かにそれでも早いかどうかといったところです。ネットで「何日置きに」と書いてある記事も多くありますが、環境が違えば全然変わってきます。我が家は夏以外は乾きにくい環境なので、一般的な頻度よりも控えめでちょうどよいくらいです。
水あげしないで放置でよいくらいが私の結論
水をあげると調子が悪くなるユッカ
3本あったユッカのうち1本は水をあげた後に根腐れしてしまって、幹の中がぷにぷにになってしまい、枯れてしまいました。2本目もやや元気がなくなってきており、水やりを機会に弱ってしまっているようなそんな状況です。3本目はまだなんとか元気ですが、ちょっと育てていく難しさに直面しており、心が折れかかっています。
↑こちらは根腐れから幹の中がぷにぷにになってしまったユッカを解剖してみてました。確かに水気が抜けておらず湿ったままになってしまっています。
屋内で育てることをあきらめる
観葉植物なので屋内に緑を置きたいということもあり、室内で育てることを続けてきましたが、屋内をあきらめて屋外に出すことにしました。一度外に出してしまうと、虫がつく可能性もあるので屋内に入れることはなかなか難しく、片道切符と考えておりましたが、ここでその判断をしました。
屋外に出す理由は、水あげしたあとの乾きやすさを最重要視することにしました。夏を過ぎるとあまり日当たりが良くないということもありますが、屋内ですと風通しを十分確保することが難しく、それが理由で乾きにくさを助長してしまっています。屋外に出すことで風に多くあてることができ、いくらか乾きやすくすることを期待しての対応です。
乾燥したままでも育ち続けることに気づく
根腐れにおびえながら水やりをしていた日々が続いていましたが、屋外に移動して放置気味に育てていましたが、意外にこれが良い感じです。ここまでユッカが乾燥に強いとは思っていなかったです。真夏は過ぎた秋以降でしたが表面が乾いたまま数週間たってしまっていてもしっかりとした姿です。これを見ると、湿ったままでいることはユッカにとってはとても酷な状況であったということがよくわかります。水切れな雰囲気が出てきてから水をあげるでも、湿ったままでいるよりも良いと考えるべきです。湿ってしまった土を乾かす方法はとても難しく、乾きすぎた土を湿らせることは水をあげればよいのですから。
まとめ
苦戦続きのユッカについて、ここまで乾燥に強いものかと実感しました。ただこのユッカの特徴を考えると、屋内で立派に育てようというのはなかなか難しい植物であるとも感じますので、ぜひのびのびと屋外で育ててあげることをおすすめします。