決めるのに悩むそのときに

実に多くの意思決定をするにあたって、Webで検索をしていると思います。ぜひ皆さんの判断のお役に立つ情報を掲載していきたいと思います。少し結論を急ぎすぎている感もありますが、それが特徴と思ってください。

24卒サマーインターンのメリットについて考える(2/2)

メリットは、インターンの評価と選考通過の自信

 

前回記事に引き続き、就活夏の陣であるサマーインターンのメリットについてです。職場の雰囲気と社員との相性というOB/OG訪問では効力を持たない志望動機もインターン生ではアピールなるというとても魅力な武器を手に入れる一方で、いいことだけでもないインターンの側面もお伝えします。

 

前回記事はこちら↓

decision-making.nabetunaghetti.com

 

こんな方へ
  • これからサマーインターンへ参加予定の方(特にIT系)
  • インターンには参加しない就活生



 

インターンの評価

学生が職場や社員に対して感じた印象があるのと同時に、職場の社員がインターン生に対して感じる印象というのもあります。つまり、職場としてもインターン生を”評価”しています。優秀であればもちろんプラスですが、そうでなければむしろマイナスになるケースも考えられます。

何を評価するか

インターン生の評価基準については、企業ごとにもちろん違いますし、かなり判断基準もあいまいなため、まずは主観的に一緒に働きたいと思うかそう思わないかというところから大事にする必要があります。前の記事のようにインターン生に対する期待値は、正直職場からするとそこまで高くありません。なので、成果が出せないからといってマイナスな印象がつくことはよほどでないとないと思います。むしろ向き合い方や姿勢といったところは、学生からすると化けの皮も剝がれてしまいます。面接では30分程度演じ切ればよいですが、インターンで社員と一緒に過ごすことで素の面で勝負することになります。

あえて気にするとしたら同期への振る舞い

職場に1名学生が配属されるのであれば絶対評価となりますが、2名以上が配属される場合には相対比較になると思ってください。他の学生より目立とうとか勝とうと意地を張る必要は決してありません。社員から見れば、その程度の差は大した差ではありません。一緒に働きたいかが主な観点になるので、2名以上配属の職場では一番立場が近い同じインターン生への接し方が重要な視点になります。仲が良いかではなく、マウントを取りに行くような人もいますし、だらけるような感じになる人もいます。こういったところに意識や熱意が宿るものです。

 

インターンでいい評価が得られれば、もちろん本選考にも有利になります。関係ないですと表向き言われているケースもありますが、それだけ頑張ったのだからメリットはあります。マイナス評価がどの程度その後の選考に影響するかは企業次第ですが、サマーインターンの場合、本選考までまだ十分時間もあるのでその先に学生さんの成長も考慮すると下駄がはけないだけで、足枷にはならないのではと推測します。

 

選考通過の自信

メリットだけではないインターン参加の留意事項を挟みましたが、またメリットに戻ってきます。職場で実務経験を積むこと自体はそれほど選考へのメリットはないとお伝えしましたが、選考を通過するという実績は重要です。

社員に伝わる自己PRと志望動機

通過した実績の何がメリットかというと、自己PRと志望動機がきちんと相手に伝わったということです。伝わって当たり前ではないかと思っているかもしれませんが、本選考で何人も学生を見てきましたが、ほぼほぼここの会話が成り立たないというケースです。

  • 質問を理解して受け答えすることが出来ない
  • 企業研究が準備不足

どちらも準備したら切りがないと思うかもしれませんが、本選考でも面接の大半はここが論点です。あとは、より企業にマッチしているか、より秀でたことがあるかなどという加点要素であって、日本の新卒採用市場はポテンシャル採用なのでそこまで個性がたつ必要はありません。経験のすごさよりも、基本的なコミュニケーションと企業研究が大事です。

 

面接は階層構造

インターンも本選考もですが、面接はいくつかのステップを経て役職が高い人と面接をすることになります。立場が変われば面接でみる視点も異なってくるので、一連の選考に合格するということは、きちんと伝わる自己PRと志望動機であったという自信にしてよいと思います。ただし、インターンのときに使ったエピソードを本選考まで流用できるとは限らないので、アップデートが不要ということではありません。ある程度の自信をもって臨むことが、雰囲気としても伝わりますし、ある程度の心の余裕にもつながるので好循環になるので結果的には有利になります。比較的就職活動に力を入れる学生が集うサマーインターンシップの選考ですが、ここを突破することで得られるメリットはやはり重要な成果です。

 

あとは、仲間づくり

職場配属型ですと意外に学生同士はバラバラに配属されることになることが多いですが、いろいろなタイミングでインターン参加者用のイベントが企画されることがあります。そういった機会を通じて、就活生ネットワークを作ることでいろいろな企業の情報が得られたり、刺激を受けたりと良いこと尽くしです。コロナ禍ではオンラインなどでの交流になってしまうので、それほど密な関係は期待しにくいですが、やはり同じタイミングで悩みを共にする仲間を得ることはとても大きなメリットです。インターンでの仲間は就職した後も続く関係であることも多いので、ぜひ横のつながりも大切にしてみてください。

 

まとめ

2回に渡って、サマーインターンのメリットについて述べました。

・社員と過ごす時間によって得られる感覚的な部分の裏付け

・インターン選考内の複数レイヤーの審査を合格した客観性を持った自己PRと志望動機

 

ぜひこれからサマーインターンに参加する就活生のみなさんは、楽しんで職場体験を過ごしてみてください!